味のあるローカル線という路線がだいぶ少なくなりました。
それも非電化路線の私鉄という魅力に、茨城交通時代よりよく通ったのが現在のひたちなか海浜鉄道であります。
路線は14キロ程度ですが、市場や温泉などでちょっとした日帰り旅行を兼ねてよく全線制覇をしていました。
以前は那珂湊駅で入場券を買えば、機関区を見せてくれるのも魅力の一つで訪れる楽しみでありました。
時代の流れで、ひたちなか海浜鉄道へと変わり、当時では珍しい公募社長でいろいろな企画やイベントで楽しませてくれ、またファン層も広がっていったのはこの頃が一番かと思います。
第三セクター化されたももの、その戦略、宣伝効果などから黒字を達成しましたが、東日本大震災によりその状況は一変しました。
しかし、よくお世話になったキハ222の引退をにおわす宣伝に、先日ひたちなか海浜鉄道に乗りました。
以前もネコ駅員おさむくんにも会いましたが、今も健在でした。
那珂湊駅構内には、応援団のブースがありましたが、スタッフのおじさんは、カメラを抱えるだけで、割と多めの観光客に対しても何かするわけでなく、駅員と話、駅構内をぶらぶらするだけ。。。
この鉄道会社を支える応援団が強くなりすぎて、鉄道会社の本領を出せないような印象を受けました。
東日本大震災が大きなダメージを与えたものの、同じ第三セクターのいすみ鉄道は戦略を常に変え週末には、列車に乗るために来る観光客を増やしているのを見ると、ひたちなか海浜鉄道の「今」の姿が少々残念でなりません。
おさかな市場の盛況が震災前よりもあるように感じた中、さびしい後味のひたちなか海浜鉄道でした。
※機関区の画像は敷地外から撮影
あかいくつ