2015年3月30日付で廃車となった、横浜市交通局のヨンケーレこと3-4003号車。
廃車に合わせて、ダブルデッカーラストランツアーが開催されました。
当日は、桜木町駅に集合し、リムジン車3-3015号車に乗車、廃車とある3-4003号車が回送扱いで並走しました。
桜木町駅を発車すると、まず向かったのが港の見える丘公園。
ここは、2階建てバスがデビューした当時の路線コースで、谷戸坂をのぼりつつ懐かしいコースへと進みました。
元町を通り、山下公園へ。そこから赤レンガ倉庫へと向かいます。
赤レンガ倉庫では小休止、ちょっとした撮影タイムではありましたが、せっかくの赤レンガ倉庫にも関わらず、バックに赤レンガ倉庫も入車時のみなとみらいを入れての2階建てバスの撮影が困難な状態で、ただ隅っこに止まった2階建てバスを撮影する状況でした。
車中では、初代の2階建てバスブルーラインの運転手をされていた方、またバスガイド(当時はコンパニオンと呼ばれていました。)の方も乗車し、当時の想い出話をされたり、当時のアナウンスの再現も行われました。
赤レンガ倉庫を出発して、みなとみらいを走り所属する保土ヶ谷営業所へと向かいました。
かつて2階建てバスがよく走っていたなじみのルートを多く走る中、横浜の名所も、この2階建てバスが走っている約四半世紀で赤レンガ倉庫、みなとみらいなどの新しい観光地、港の見える丘公園や山下公園など、そのままのものと新旧入り混じっているのを実感しました。
できれば名所とからめた2階建てバスを撮影したかったところですが・・・
保土ヶ谷営業所に到着後に、撮影会となります。一通り撮影を済ませると、ナンバープレートを外すなどの処理を行いました。
「横浜22」のナンバープレートも、今の時代貴重な2桁で多くの方が撮影をされていました。
その後、車内の見学と洗浄を行いました。
窓ガラスや車体の汚れが目立っていただけに、できれば洗浄後の撮影会を望みたかったところですが、廃車処理後の洗浄というのも何か意味があるのかもしれませんね。
最後にお宝販売・・・2階建てバスの方向幕やスタフ、巻物などが売られました。
2階建てバスにお別れを告げ、横浜駅へと送られ終了となりました。
全体的に今までの廃車立会いツアーと違い、コアな部分が少ないツアーとなり、バスを趣味としていない方でもそれなりに楽しめたツアーだったかと思われます。
あかいくつ