子供のころに乗った2階建てバスブルーライン、当時は関内駅で最前列に座るために並んだ記憶があります。
あれから何年が経過したでしょうか・・・
市営バス(公営バス)なのに、観光バスでなく路線バスで導入した2階建てバスが横浜の街を走るのは画期的でした。
昭和59年4月1日運行開始した2階建てバスブルーラインも、1993年度導入の2代目へと引き継ぎます。
2代目はベルギー・ヨンケーレ(JONCKHEERE)製、モナコボディを架装、日本から日産ディーゼル製観光バス(高速バス)である「スペースアロー」のシャーシとエンジンを輸出しボディを架装した逆輸入車で、3台が導入されました。
その後ヨンケーレもブルーラインの運行終了とともに、定期観光バス「横濱ベイサイドライン」への運行となり、2台が廃車、残る1台(3-4003号車)には、ディーゼル微粒子捕集フィルター(DPF)を取付けも行いましたが、車検証では形式不明となり排出ガス規制が適用外のため、今日まで活躍しました。
そんな横浜市営バスのダブルデッカー車もラストランを迎えることとなりました。
お別れ企画として、「横濱ベイサイドライン」に3月28日29日にダブルデッカー車を投入し最後の営業運転を行いました。
本日30日、同車は廃車となりますが、ダブルデッカーラストランとして回送扱いで横浜市内を走行し、保土ヶ谷営業所で最後の公開を行い廃車処理を行いました。
初代から数えると長年横浜の名所を走った2階建てバスダブルデッカーも四半世紀以上の歴史に幕を閉じました。
ありがとう、そしてさようなら。
あかいくつ