先般より告知されていました、本日1月15日をもって鎌倉駅~大仏(鎌1系統)が廃止となります。
この路線は鎌2系統などの短縮版ともいえる路線で、主に観光客向けの高徳院長谷大仏(鎌倉大仏)への路線ともいえる運行形態となっています。
この鎌1系統に1992年11月京急りんどう号(初代)なる特殊車両が導入されました。同車は2006年9月で車両老朽化で廃車となり、以降は一般路線車のみでの運行でした。
その後、2008年10月に京浜急行電鉄創立110周年および京浜急行バス創立5周年を記念して、鎌倉の世界遺産認定を応援する目的で、2台目りんどう号が導入されました。
しかし観光客には江ノ電が根強い人気で鎌1系統を利用する観光客は僅少な状態。
平日午前中においては、オフシーズンは空気輸送も少なくありませんでした。そして、大仏での方向転換の際の誘導作業に要員が必要なこと、週末の周辺道路の混雑で指定時刻での運行が困難などの理由もあったようで、今回の「鎌1系統」については、廃止となります。
ほぼ江ノ電と並走といった区間の鎌1系統でしたが、京急りんどう号については、明日16日からは金沢八景駅~鎌倉駅(鎌24系統)の増発便に1日4往復使用されることとなりました。
本家京急電鉄からのアクセスや、横浜シーサイドラインから鎌倉へのアクセスなど、可能性は十分に秘めた路線であり、今後の動向が楽しみな路線でもあります。
土休日ダイヤで一部使用されていた一般路線車による鎌1系統はすでに過去のものとなりました。
京急りんどう号の定時運行ができない場合も一般路線車での代走が行われることも多くありました。
あかいくつ