仙台駅にいても貨物列車を見ることはまずありません。
では貨物列車は・・・
途中、東北本線長町駅から東仙台駅にかけては、東北本線支線(宮城野貨物線)を走っているためで、その宮城野貨物線にあるのが「仙台貨物ターミナル駅」なのです。
貨物列車専用駅で以前は宮城野駅と呼ばれていましたが、2011年3月に現在の仙台貨物ターミナル駅へ改称されました。
楽天イーグルスの本拠地である、楽天KOBOスタジアム宮城と隣接しており、仙台市内の貨物の拠点となっています。
また、JR東日本仙石線の宮城野原駅からも徒歩で10分程度の場所にあります。
駅業務は仙台臨海鉄道へ委託し、仙台総合鉄道部所属のDE10ディーゼル機関車を利用して入換作業を行っています。
もともとこの一帯は戦時中に日本軍の関連施設に使用された土地で、戦後は、この貨物駅と球場、卸売市場などが整備されました。
以前は東北新幹線の新仙台駅建設構想や旅客化駅構想などもあったが、他の路線との利便性や費用対効果を換算し計画で終わっている。
しかし、東日本大震災を経て、市の中心部からもさほど遠くないこの広大な土地を使用した宮城県の広域防災拠点の計画が浮上し、駅の移転が宮城県とJR貨物との間で基本合意されました。
2020年にはこの土地は、新しい防災の拠点と生まれ変わる計画で、仙台貨物ターミナル駅は新たな地で稼働することとなりそうです。
あかいくつ