国鉄時代、特急列車の補完的な役割をしてきた急行列車。
使用していた急行型車両は、その後特急列車の整備によってローカル輸送へと転身したものが多くあります。
原型をそのままに、車内のボックスシートを一部ロングシート化して、東北、北陸、九州などを中心に活躍しました。
長距離急行には長編成で運転されるものも多くありましたが、ローカル輸送に転身に伴い短編成かされることになりました。
そこで、国鉄の分割民営化を前に、コストをかけずに転身させるべく、新車の製造ではなく、中間車のグリーン車などを先頭車化改造をして普通車として使用する車両が見られました。
編成を見ると、窓の形がグリーン車時代の面影を残しています。
分割民営化後もしばらくの間各地で活躍しました。
座席も一部はリクライニング機能を廃止のうえ、グリーン車時代のものを固定してそのまま使用する場面も見られました。
あかいくつ