JR東海は御殿場線80周年イベントの発表とともに、特急あさぎり号で活躍した371系電車の引退をあわせて発表しました。
在来線版の新幹線デザインをした371系も11月でJR東海の営業運転からは見納めとなりそうです。
JR東海の在来線は、徹底的な合理化が図られており、余剰者車輌や使用頻度の少ない車両の処理を進めてきました。
ジョイフルトレインと呼ばれる団体用車両や臨時列車で使用される波動用車両も多くが整理されましたが、稼働のすくな371系までその波が及ぶこととなりました。
小田急電鉄20000形RSEとともに特急あさぎり号として活躍したいたJR東海371系ですが、バリアフリーに一部設備が非対応などの理由で小田急線への乗り入れを終了しました。
あさぎり号では、JRでなく小田急線を経由して新宿まで乗り入れていました。
運転席の背面には大きな窓があり、その後ろの座席は小田急ロマンスカーにはかなわないものの、かなりワイドな眺めでした。
小田急線、御殿場線と走る車窓には多くの箇所で富士山を見ることができました。
371系の有終の美を飾るのは、まさに長年活躍した御殿場線。
浜松~松田の急行列車として11月に運転され幕を閉じることとなります。
あかいくつ