箱根登山バス入生田バス停で下車した一行は、歩いて約2~3分の箱根登山鉄道入生田検車区へと向かいます。
ここでは、初の一般公開となった新型車両3000形の展示や、検車区内の見学、そして100形を使用した洗浄線体験列車に乗車するなどしました。
小さな構内のため、この検車区を一般に公開することはほとんどなく、年1回程度人数を限定して見学をする程度とのことで、検車区見学そのものも貴重な体験となりました。
やはりバス会社といえども、同系列会社ならではの企画です。
入生田検車区を見学中、バスはどちらかへ回送されました。
一行は入生田駅から1駅間箱根登山鉄道に乗車して箱根湯本駅へと向かいます。
電車の乗車という変化も楽しめる内容ですが、その裏には効率よいバスの配車と、トイレ休憩の確保というのが含まれていましたが、一般の参加者はそこまで考えることもなく、短いながら電車の旅を楽しみました。
箱根湯本駅からは再び貸切バスに乗車します。
ここからは箱根登山バスの慣れた道を走り箱根小涌園へ。
ホテル小涌園で昼食となります。
このあたりから、一般のバスツアーといった感じが出ますが、やはり箱根を知り尽くしたバス会社だけに子供をターゲットにした企画にバイキングは正解でした。
ランチバイキングを楽しんだ後は、再び短い区間を貸切バスに乗り強羅公園へ。
植物園的な箱根強羅公園ですが、ここではちょうど「カブト・クワガタ」企画展が開催されており、参加者の子供たちは楽しむことができました。
また強羅公園は箱根登山グループの施設ということで、相乗効果が図られ、箱根の魅力もアピールされるコースとなりました。
そして最後の目的地、鈴廣のかまぼこがある風祭へ。
お土産タイムとなりましたが、すっかり観光地化された鈴廣となっており、資料館や体験コーナーなども楽しむことができます。
ただ、今回のツアーでは最後の訪問地ということで、一部施設は時間的に終了となっていました。
夏休みの日曜日ということで、渋滞を想像していましたが、それほど大きな渋滞もなく、朝乗車した小田原駅西口(新幹線口)へと戻ってきました。
今回のルートは箱根登山鉄道沿線、登山バスの知り尽くしたコースでありつつ、電車バスを楽しみつつ箱根の魅力を知れるという内容で、電車好きな子供を持つ大人も楽しめる内容となっていました。
夏休みだからこその企画かも知れませんが、今後もこのような乗り物ツアーに期待したいと思います。
添乗員さんも運転手さんも気さくに話をさせていただき、大変楽しい旅となりました。
追伸・・・
後日、同社よりツアー時の写真が送られてきました。大手の旅行会社などでは実現できない気配りですね。
あかいくつ